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氷温機器

匠の技を生かす氷温技術



 0℃以下で、凍る一歩手前の温度を厳密に制御することは、普通の冷蔵庫ではできません。設定温度に対して、少なくとも±0.5℃以内に管理できる氷温庫を用いることにより、初めて可能となるのです。高精度な温度制御が可能な「氷温庫(氷温機器)」は、氷温協会の審査を受けた下記の企業により製造されています。
 また、既存の冷蔵設備を氷温仕様に改造することも可能です。さらに、必要に応じて、温度管理、風量管理、昇温管理、ガス濃度管理など、様々な能力を持たせていきます。
 主役はあくまでも食品です。どんな食品を対象に、どのような効果を求めるかによって、氷温庫の設計や仕様が変わってきます。これが氷温エンジニアリングです。氷温庫の大きさも数百坪から1坪まで、用途・規模にあわせた導入例が多数あります。

次世代環境対応型氷温システム 

氷温システム
環境負荷の低減を実現させた氷温庫。
オゾン層を破壊しないとされる冷媒の使用や、電気使用量を抑制するシステムが導入されている。
小型標準型としては、(株)三冷社が実用化している。

ジェルアイス製造装置

ジェルアイス製造装置
シャーベット状氷の製造装置。一粒一粒は直径が0.1mm~0.3mmの球状の氷で、冷却効率が極めて高い。
製氷量が0.3t/日程度の小型タイプから、貯氷タンクを複数備え10t/日以上が可能な大型タイプまで対応。
(スラリーアイス)。

業務用プレハブ氷温庫

業務用プレハブ氷温庫
最も多く使用されている氷温庫のタイプ。1坪~1000坪クラスまで対応。庫内温度精度は、品温レベルで設定温度に対し±0.5℃以内に制御が可能。
どんな食品が対象かによって仕様は異なり、庫内に加湿装置を付加するケースや床下ヒーターを組み込むケースなどがある。

氷温濃縮機

氷温濃縮機
摂氏0℃以下の温度域で水分を蒸散させることができる特殊な装置。真空管が併用されている。
加熱による変色が抑えられるため、果物などでは原料の色そのままにジャム様商品などの製造が可能(生もの商品)。
青森県の大青工業(株)の製品。

雪室氷温庫

雪室氷温庫
雪の冷熱を利用して氷温制御を可能にした特殊なシステム。電気使用量が圧倒的に少なく、CO2排出量が抑えられる環境対応型。
新潟県の(株)吉兆楽に設置されている。

氷温CA庫

氷温CA庫
CA貯蔵と氷温貯蔵の相乗効果が得られる特別な装置。リンゴなどでの実用例がある。
青森県の大青工業(株)が手がけている。 

氷温ショーケース

氷温ショーケース
小売店の店頭でも商品の氷温管理ができる高精度ショーケース。パナソニック社製。

電子氷温庫

ペルチェ素子を利用して氷温制御する超小型タイプ。寿司ネタの氷温管理などでも活用されている。
二宮産業(株)の製品。

簡易型玄米氷温庫

単相100Vタイプの簡易型氷温庫。玄米貯蔵用に開発された装置だが、玄米以外でも、畜肉の氷温熟成や果実の氷温貯蔵に活用されている。
容量は玄米16袋タイプが量産型で、32袋および40袋タイプは受注生産品。アルインコ(株)社製。

氷温機器開発企業リスト

企業名 販売氷温機器
(株)三冷社 次世代環境対応型氷温システム、小型氷温庫、
大型氷温倉庫など
パナソニック(株) 氷温庫、氷温ショーケースなど業務用氷温機器全般
大青工業(株) 氷温庫、氷温倉庫、氷温CA庫、氷温濃縮機など
二宮産業(株) 電子氷温庫(生体保存、理化学試験用)
(株)土居技研 氷温庫
(株)氷温研究所 事業部 氷温関連機器全般、ジェルアイス製造装置
アルインコ(株) 簡易型玄米氷温庫







 
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